歩くキャラクターをPremiere Proで2つのイラストを使って作る!

キャラクター 歩く

今回は2つのイラストだけで、キャラクターが歩いている表現を作成していきます。

1.レイヤー素材を用意する

今回はPSDファイルを使っていきます。レイヤーは背景とキャラクターの2つに分けています。

PSDファイルでなくても背景と透過させたキャラクターの素材があればOKです。2つのレイヤー素材にモーションをつけてキャラクターが歩いているように表現をします。

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2つの素材に独立したモーションを与えるので、ネストは使用しません。使い分けをしていきましょう。

2.モーションを付ける

基本モーション:右から左に移動

次にキャラクターにモーションを付けていきます。位置にキーフレームを打てるようにして、右から左に移動するように

始点:1540

終点:-700

としました。

動作を確認しましょう。

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これで、基本のモーションは作成完了です。

しかし、このままだと、滑っているような表現になってしまいます。ですので、上下の動きを与えて、より歩いているように表現をします。

トランスフォームを使う

この素材にトランスフォームのエフェクトを適用します。トランスフォームはモーションブラーの制作に便利ですが、今回のように、別の独立させた動きを与える場合にも便利です。

なぜ、独立させた動きを与えるかというと、

  • 複雑な動きをより簡単に表現する、
  • 後から編集をする際に明確にどのようなモーションが与えられているかの確認、またそれの編集

にとても便利だからです。

それではモーションを付けていきましょう。

まず、トランスフォームの位置にキーフレームを打ちます。

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最初はデフォルトの値(今回は540)でOKです。

次に、キーボードの矢印キーを右に10回押します。これで10フレーム先に移動できます。今回のように、定期的な動きを表現する時は、マウスでカーソル移動させるより、わかりやすいのでこのようにキーフレームを移動させましょう。細かい場所への移動にも便利です。

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そして、キャラクターが切れてしまわないようにY軸のキーフレームを打ちます。今回は600にしました。

あとはこれをコピーペーストして繰り返していくだけです。

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現在の終点から矢印キーを右に10回、コピー、ペースト・・・と繰り返していきましょう。素材全体にキーフレームの貼り付けができればOKです。

これで再生をしてみましょう。

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歩いているようになりましたね。

トランスフォームでは、Y軸のみを変化、モーションの位置では、X軸のみを変化させていますが、このように歩いているように表現ができました。

このように独立させた方法は、少し面倒かもしれませんが、複雑な動きの表現を簡単に行なえますので、覚えてくださいね。

3.背景にモーションを付与する

これで完成でも良いのですが、もうひと手間加えていきましょう。

背景の素材をクリックして、スケールの値を大きくします。今回は120としました。

これで、背景を動かしても切れてしまうことはなくなりました。

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次に位置にキーフレームを打ちます。

今度は、キャラクターの動きとは逆に背景が移動するようにします。

始点:700

終点:1150

これで背景が動くようになりました。

動作を確認しましょう。

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先程よりも、より移動している表現になったかと思います。

歩くキャラクター制作のまとめ

今回のように、1つの素材に複数のモーションを付ける方法は、ひと手間かかります。しかし、複雑な動きを表現した後、

「もう少し、ゆっくりにしたい」「移動範囲を変更したい」「修正依頼があった」

など、後から編集をする際に迅速に対応できます。1回目の制作段階で、修正をしなければならないときのことを考えておきましょう。

最初にX軸にキーフレームを打ちましたが、その間に上下のフレームを設定すると、そのキーフレームに変化しているX軸の値も設定されてしまうため、非常にややこしいです。もし、時間がある方は、1つの位置のエフェクトでキャラクターを歩かせてみてください。とても複雑になってしまうことが分かります。

また、このような背景ありのシーンではキャラクターだけにモーションを与えることに意識が行きがちです。

素材をフルに使って、単純な動作で、複雑な動作を作れるようにしましょう。アニメ作品などで、そういったことに注意して見てみると、自分の作品作りの良いネタになると思います。

動画で復習しましょう!

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